フレイル対策「簡単!3つ」

 コロナ禍の今、人に迷惑をかけたくない、コロナの終息をだれよりも強く望む人ほどフレイルの危機がささやかれています。生真面目な人こそ、家に篭りがちになって、人との接触を避ける傾向にあります。

 フレイルは、もはや高齢者にかかわらずだれにでも起こりうる未病の状態に陥ること。まずは一歩外に出て、「買い物をする」「ご近所さんとあいさつを交わす」ちょっとその先まで「散歩に出かける」ことからフレイル対策始めましょう!

 

フレイル
かもしれない?

  • 食事を楽しめない
  • 疲れる・何をするのも億劫
  • 体重が減ってきた!

こんな心当たり、ありませんか?まずはフレイルの状態に陥っていないかチェックしてみてください。
厚生労働省のホームページにより詳しい設問があります。上記3つに当てはまるようなら、要チェック。まずはご自分の状態を知るところから始めましょう。

詳しいチェック項目  厚生労働省フレイル対策(PDFファイル3ページ目を参照してください)

 

高齢者だけじゃない
コロナ禍に広がるフレイル

フレイルとは?

Frailty(虚弱)を日本語で表したもの。健康な状態と要介護状態との中間で、ADL(日常生活動作)、生活機能が低下してきている状態を指します。

フレイルに陥る3つの要素


1.身体的要素
家に閉じこもったり、外出が減り、運動不足から『フレイルサイクル』という悪循環に陥り、筋力がどんどん衰えていく状態です。
2.心理的要素
家に閉じこもりがちになり、人との接点が減り孤独感が強くなっていきます。そこから軽度の認知機能障害やうつを発症します。
3.社会的要素
独居や経済的困窮などから社会的に孤立すること。
コロナ禍の生真面目な人ほど、この3つの要素が強くなっていくため、高齢者に限らず若年層も注意が必要だといわれています。

フレイルサイクル(フレイルの悪循環)

  1. サルコペニア(筋肉量が減る)
  2. 活動量が減ってくる
  3. エネルギー消費量が低下
  4. 食欲減退
  5. 食事摂取量減少
  6. 栄養摂取量減少
  7. 1に戻り、繰り返す
 まさに負のスパイラルですね。自粛はもちろん、コロナに罹患した場合は、安静や自宅療養が必要となるため、フレイルサイクルから逃れることはできません。
 もっとも避けたいものは、サルコペニア(筋肉量減少)がすすみ、転倒から骨折することや、慢性疾患の悪化から要介護状態にすすむことです。

対策1.
体を動かす

 コロナ禍でも、そうでもなくてもいつでもどこでも楽しみながら歩くのがコツ。マスクをして歩くと、空気を取り入れにくい分体の隅々まで二酸化炭素が行き渡ると、逆に酸素を細胞に取り入れやすくなり、運動効果もぐんと上がります。
 まず楽しく歩くことで心も前向きになり、ご近所が見えてくると、社会との距離もずっと近くなります。

 

対策2.
栄養を取る

フレイルを予防する食事のとり方

引用:東京都福祉保健局

 歩く・動くといっても筋肉量が減っては、力も気力もわきません。多彩な食品を摂取する人ほど筋肉量の維持が上手にできるそうです。体重の減少は筋肉量の減少にもつながります。上の「さあにぎやか(に)いただく」を参考に1日7品目以上の食品を食事に取り入れてみましょう。

 

対策3.
つながる

 人間は、社会性の動物です。社会との交流を通して刺激を受け、認知機能が維持されるといわれています。
 毎日同じ時間に歩いてみませんか?お隣さんやご近所同士の行動パターンが見えてきます。挨拶を交わすことから交流が増えていきます。焦らず、見知った顔を覚えていくところから始めましょう。
 また、地域の生涯学習センターではさまざまな学びや講座が開設されていて、ご自分の趣味に合った講座をとっていくのも楽しみです。