生活習慣で作る健やか美脚
美脚の大敵「X脚」は圧倒的に欧米の人に多いと思われがちですが、生活習慣や生活様式の変化でアジア圏でも増加しているそうです。
あなたは大丈夫?X脚
両ひざをつけて立ちます。その時、左右のくるぶしがつかない状態をX脚といいます
⇒CHECK POINT・両ひざが内側を向いている
・くるぶしがつかない
欧米では、美しい脚の定義とはスラリとまっすぐな脚をいうそうです。7歳をすぎた子供がまだX脚の状態だった場合、親が厳しく矯正させることもあるとか。日本ではあまり聞きなれないことですから、文化や慣習の違いをかんじます。
親が矯正できるものですから、X脚の矯正には生活習慣が大切だということがわかります。
X脚原因
X脚と言えば、太ももから足にかけてのゆがみととらえがちですが、原因は骨盤にあります。
肥満からX脚に
肥満で骨盤に体重がかかることで骨盤が歪み、膝が内側にずれようとするため、膝関節の外側がつぶれて大腿骨とひざ下(下腿)の外側角度が小さくなってしまい、この状態がX脚ということになります。
妊娠・出産後のX脚
妊娠によって子宮が大きくせり出し骨盤がゆるむことで、緩んだ骨盤から大腿骨を内側に向けて妊娠して増えた赤ちゃんと羊水分の重みがかかります。
膝関節の内側に重みがかかっていくことで、膝関節が変形してX脚となってしまうことも少なくありません。
内股歩きによるX脚への歪み
靴裏をチェックしてみましょう。
靴裏の内側がすり減っていませんか?
幼い頃からの歩き方によって着地が土踏まず側に寄ってしまうことから太ももが内側に向い、骨盤が歪んでしまう、という歩き方による歪みもあります。
美脚の敵だけじゃない、X脚弊害
軽度のX脚では見た目もO脚ほどは気にならなく、放置されがちですが経年とともに膝痛に悩まされることになります。
- 変形性膝関節症
- むくみやすくなる
- 太ももが太くなる
- 腰痛
- 姿勢が悪くなる
X脚を改善するための習慣
日常のほんの少しの心がけからX脚を改善できます
- 肥満にならない
- 足を組まない
- 立つときは両足均等に重心を置く
- 毎日のストレッチ(特に股関節周りをほぐす)
- 正しく歩ける靴を選ぶ
あまり気負ずに、まずは心がけることを意識してください。ヒトの体ってほんの少しの筋肉のほぐれで驚くほど変わっていきます。